コントロールサポートキャップとは
コントロールサポートキャップは、ヨネックスのバドミントンラケットに採用されるグリップエンド(グリップの末端)のキャップ形状技術です。公式では「C.S.CAP」とも表記されます。ヨネックスのテクノロジー紹介ページでは「平面部が広く親指でグリップしやすい形状。より正確な素早いラケットワークを実現。」と説明されており、キャップの平らな面を広く取ることで親指を添えやすくし、狙ったところへ素早く正確にラケットを動かす操作を支えることをねらいとした形状です。
グリップエンドはラケットを握る手のいちばん下(小指側)が当たる部分で、ここのキャップの形は握り心地や持ち替えのしやすさに関わります。コントロールサポートキャップは、この平面部を活かして親指の当てやすさと操作性を軸に説明されている技術です。
グリップエンドの「キャップ」技術
ヨネックスの公式テクノロジー紹介では、グリップエンドのキャップとして複数の形状が並べて紹介されています。コントロールサポートキャップのほかに、シャフトのしなりに関わる「エナジーブーストキャップ」「エナジーブーストキャッププラス」があり、コントロールサポートキャップが親指の当てやすさ・操作性を軸に説明されるのに対し、エナジーブーストキャップ系は「シャフトをしなり易くし……しなりによって溜まったエネルギーをロスなくシャトルへ伝える」というしなり側の説明になっています。同じグリップエンドのキャップでも、公式が挙げるねらいの方向性が異なる技術として区別されています。
収録データでの搭載モデル
当サイトの収録データでヨネックスのラケットの公式スペック(搭載技術欄)にコントロールサポートキャップの記載があるのは17モデルです。シリーズ別ではDUORAが6モデルと最も多く、次いでNANOFLAREが5モデル、ASTROXが4モデル、VOLTRICが2モデルと、複数シリーズにまたがって登場します。発売年がわかるモデルは2015年から2019年に発売されたものに集中しており、現行モデルとして残っているのはDUORA Z STRIKE(税込38,500円)と、発売年を収録していないASTROX 01 CLEAR・ASTROX 01 ABILITY・NANOFLARE 001 CLEAR・NANOFLARE 001 ABILITYの5モデルです。
代表的な搭載モデルには、収録内でもっとも古い2015年発売のDUORA 10をはじめ、VOLTRIC LD-FORCE・VOLTRIC GLANZ、ASTROX 66・ASTROX 55、2019年発売のNANOFLARE 800・NANOFLARE 700などがあります(DUORA Z STRIKE以外はいずれも廃番です)。とりわけDUORAシリーズはコントロールサポートキャップの記載が多いシリーズです。
選ぶときの見方
グリップエンドのキャップ形状は握り心地や操作感に関わる要素のひとつですが、実際の握りやすさはグリップの太さ(G規格)や巻くグリップテープの厚み、ラケット全体の重量やバランスとの組み合わせで変わります。コントロールサポートキャップの有無だけでラケットの性格が決まるわけではないので、シャフトの硬さや重量などとあわせて全体で見るのが実用的です。搭載モデルの多くは廃番のため、条件を決めて現行モデルを探すときはラケット検索から絞り込むのがおすすめです。ヨネックスの収録ラケットはラケット一覧から辿れます。