ナノメッシュネオとは
ナノメッシュネオ(NANOMESH NEO)は、ヨネックスがバドミントンラケットに採用しているカーボン素材の名称です。ヨネックス公式のテクノロジー紹介ページ「イノベーション」では、ナノメトリック・X-フラーレン・Namd・トレカ®M40X・ナノセルネオといった素材と並ぶ「ナノサイエンス」カテゴリーの素材として紹介されています。カーボン素材の一種で、フレームとシャフトのどちらにも使われ、モデルによって使いどころが変わるのが特徴です。
名前が似ている「ナノセルネオ(NANOCELL NEO)」は、公式の同じ一覧に別項目として載っている別の素材です。本記事で扱うナノメッシュネオとは区別して読んでください。
公式が説明する特長
ヨネックスがナノメッシュネオに与えている説明は、「フレームでは強くしなやかに、シャフトではしなりが大きなパワーを生む。」という一文です。公式オンラインショップの製品ページでも、この素材を搭載するモデルには同じ説明が添えられています。フレームに使えば強さとしなやかさを、シャフトに使えばしなりからのパワーを引き出す——搭載する部位に応じて役割が語られる素材だと言えます。
なお、これはメーカー側の説明です。実際の打球感は素材だけで決まるものではなく、シャフトの硬さ・バランス・重量の組み合わせで変わります。
収録データでの搭載例
当サイトの収録データで、公式スペックの技術欄にナノメッシュネオの記載があるのは9機種です。9機種はすべて現行モデルで、いずれもASTROXシリーズに属します。廃番モデルは含まれていません。
搭載箇所はモデルによって分かれます。
- シャフトに使うモデル: ASTROX 77 TOUR・ASTROX 22 RX・ASTROX 11・ASTROX NEXTAGE は、シャフトの素材欄に「カーボン+NANOMESH NEO」と記載しています。
- フレームとシャフトの両方に使うモデル: ASTROX 100 TOUR・ASTROX 100 GAME は、フレーム・シャフトの両方の素材欄にナノメッシュネオが入ります。公式の「フレームでは……シャフトでは……」という説明が、そのまま両部位への搭載として表れているモデルです。
- 第2世代の表記があるモデル: ASTROX 88D GAME・ASTROX 88S GAME は、フレームの素材欄に「2G-NANOMESH NEO」と、第2世代を示す表記で載っています。
このほか、ASTROX 99 GAME は技術欄にこそ名前が出ませんが、フレーム・シャフトの素材欄に「2G-NANOMESH NEO」を持ちます。ASTROX 99 TOUR のように、ナノメッシュネオとNamd系の素材(2G-Namd™ Flex Force)を併せ持つモデルもあり、1本のラケットが複数のカーボン素材を組み合わせているのが実際のところです。
搭載機種の顔ぶれを見ると、9機種はいずれもTOUR・GAME、あるいは番手のみの入門〜主力クラスのASTROXで、最上位のPRO・ZZ級は含まれていません。フラッグシップがしなり戻りの素材としてNamd・2G-Namdを前面に出すのに対し、ナノメッシュネオはその下のクラスを支えるカーボン素材という位置づけが、収録スペックから読み取れます。
選ぶときの見方
ナノメッシュネオはあくまで素材の名前で、これが入っているから硬い・柔らかい・よく飛ぶといった一対一の対応があるわけではありません。同じ搭載機でも、ASTROX 11 のような入門向けからASTROX 100 TOUR のような主力機まで、想定するプレーヤー層はかなり違います。素材名は「そのモデルがどんな考え方で作られているか」を読む手がかりのひとつとして見て、実際の選択は重量(U規格)・バランス・シャフトの硬さで絞り込むのが現実的です。
関連用語: カーボン素材・Namd(エヌアムド)・ナノメトリック・シャフトの硬さ。搭載機種を条件から探すにはラケット検索が使えます。