フジカキペアとは
藤井瑞希選手と垣岩令佳選手は、2012年のロンドンオリンピックの女子ダブルスで銀メダルを獲得したペアです。2人の名字から「フジカキペア」と呼ばれ、所属先の再春館製薬所も2017年のニュースリリースでこの呼び方を使っています。
JOCのロンドン2012選手プロフィールによると、藤井瑞希選手は1988年8月5日生まれ、出生地は熊本県、身長は160cm、最終学歴の欄は青森山田高校です。垣岩令佳選手も最終学歴の欄は青森山田高校で、身長は166cmと記載されています。ロンドン2012の時点の所属は2人ともルネサスセミコンダクタ九州・山口(株)でした。
収録している基本データは藤井瑞希選手のページと垣岩令佳選手のページにまとめています。
高校でペアを組み、同じ会社へ
再春館製薬所が2017年2月に出したニュースリリースには、2人の経歴がまとめられています。それによると、藤井選手が青森山田高校3年のときに1学年下の垣岩選手とペアを組み、インターハイでシングルス・ダブルス・団体の3冠を達成しました。その後は2人ともNECセミコンダクターズ九州・山口(後のルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング)に入社し、国内外の大会で戦っています。学校の部活動から実業団へという道筋そのものは、都道府県から全国への道やインターハイのページでも扱っています。
ロンドン2012の銀メダル
BWFのロンドン2012の表彰台記録によると、女子ダブルスの金メダルはティエン・チン選手とチャオ・ユンレイ選手(中国)、銀メダルは藤井瑞希選手と垣岩令佳選手(日本)、銅メダルはワレリア・ソロキナ選手とニーナ・ビスロワ選手(ロシア)でした。再春館製薬所のニュースリリースはこの銀メダルを「バドミントン日本人初の銀メダル」と記しています。
同じ大会の日本勢では、女子ダブルスにもう1ペア、男子シングルスと混合ダブルスにも代表が出場していますが、表彰台に上がったのはこのペアだけです。五輪でのバドミントンの記録はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。
このメダルの4年後、高橋礼華選手・松友美佐紀選手が同じ女子ダブルスでリオデジャネイロ2016の金メダルを獲得しました。BWFの表彰台記録で確認できる日本の女子ダブルスの五輪メダルは、この2012年の銀と2016年の金です。
ペア解消、そして2017年の再結成
再春館製薬所のニュースリリースによると、藤井選手とのペア解消後、垣岩選手は前田美順選手と組んで世界ランキング最高5位まで到達しました。しかし2015年の香港オープンを最後に膝と肘の故障で戦線を離脱し、手術とリハビリの期間を経ています。
一方の藤井選手は、2016年から2017年のシーズンにイギリスのナショナルバドミントンリーグでブリストル・ジェッツに所属していました。同社は2017年2月、藤井選手とスポンサー契約を締結してチームに合流させ、垣岩選手とのペアを再結成することを公表しています。会見の日程まで含めた発表で、2人は東京五輪出場を目標に掲げると記されています。
BWF選手プロフィールに残る記録では、2人がペアで出場した最後の試合は2018年のOsaka International Challengeの女子ダブルス準々決勝です。藤井選手はその後もSaarLorLux Open 2018に別のペアで出場した記録が残っています。
引退について公式に確認できること
2026年9月8日時点で、2人とも世界ランキングは「NO CURRENT RANKING」と表示されており、現役の国際大会には出ていません。ただし、引退の年を明記した協会・所属先の公表資料は今回確認できませんでした。所属先のチーム公式サイトにあった引退の告知は現在は閲覧できないため、当サイトの選手データではretired_yearを空のままにしています。確認できていないことを推測で埋めない方針です。
なお垣岩選手については、JOCのロンドン2012選手プロフィールとJOCのアスリートページで生年月日の表記が食い違い、出生地についてもJOCと再春館製薬所のニュースリリースで記載が異なります。そのため選手データでは生年月日と出身地を空にしています。
歩みの年表
公表資料で年が確認できる出来事を並べると次のとおりです。
| 年 | 出来事 | 確認した資料 |
|---|---|---|
| 2012 | ロンドン五輪の女子ダブルスで銀メダル。決勝の相手はティエン・チン/チャオ・ユンレイ(中国) | BWFの表彰台記録 |
| 2015 | 垣岩選手が香港オープンを最後に膝と肘の故障で戦線を離脱 | 再春館製薬所のニュースリリース |
| 2017 | 再春館製薬所が藤井選手とスポンサー契約を結び、ペアの再結成を公表 | 同上 |
| 2018 | Osaka International Challengeの女子ダブルス準々決勝がペアで出場した最後の記録 | BWFの選手プロフィール |
出典: 本記事の出典欄の各資料