2人はどんな選手か

JOCのリオデジャネイロ2016選手プロフィールによると、高橋礼華選手は1990年4月19日生まれ、出生地は奈良県、身長は165cmです。松友美佐紀選手は1992年2月8日生まれ、出生地は徳島県、身長は159cmです。2人とも最終学歴の欄は私立聖ウルスラ学院英智高校(宮城県)で、リオデジャネイロ2016の時点の所属はどちらも日本ユニシス(株)と記載されています。年上の高橋選手が後衛、松友選手が前衛という役割の並びで、2人のペアは長く日本の女子ダブルスの中心にいました。

収録している基本データは高橋礼華選手のページと松友美佐紀選手のページにまとめています。ここではBWFの表彰台記録と、所属先・JOCの公表資料から確認できる範囲で歩みを追います。

2016年、リオデジャネイロの金メダル

BWFのリオデジャネイロ2016の表彰台記録によると、女子ダブルスの金メダルは松友美佐紀選手と高橋礼華選手、銀メダルはクリスティナ・ペデルセン選手とカミラ・リターユール選手(デンマーク)、銅メダルはチョン・キョンウン選手とシン・スンチャン選手(韓国)でした。日本ユニシス(現BIPROGY)は高橋選手の退職を知らせる2020年9月1日付の発表で、この金メダルを「日本バドミントン史上初となる金メダル」と記しています。

同じ大会の他の種目では、女子シングルスで奥原希望選手が銅メダルを獲得しています。五輪でのバドミントンの記録はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。

同じ年の全英

金メダルの5カ月前、2人は全英オープンも制しています。BWFの表彰台記録によると、2016年3月8日から13日にバーミンガムのバークレイカードアリーナで行われた大会の女子ダブルスは、金メダルが松友美佐紀選手と高橋礼華選手、銀メダルがタン・ユエンティン選手とユー・ヤン選手(中国)でした。この大会は女子シングルスも奥原希望選手が制しており、日本勢が2種目を持ち帰った回でもあります。

2017年の世界選手権

BWFの2017年世界選手権の表彰台記録によると、女子ダブルスの金メダルはチェン・チンチェン選手とジア・イーファン選手(中国)、銀メダルは福島由紀選手と廣田彩花選手(日本)、銅メダルは松友美佐紀選手と高橋礼華選手、そしてカミラ・リターユール選手とクリスティナ・ペデルセン選手でした。日本の2ペアが表彰台に並んだ回です。世界選手権のページには大会そのものの仕組みをまとめています。

年 大会 結果
2016 全英オープン 女子ダブルス 優勝
2016 リオデジャネイロオリンピック 女子ダブルス 金メダル
2017 世界選手権 女子ダブルス 銅メダル

出典: BWFの各大会の表彰台ページ(本記事の出典欄)

高橋礼華選手の引退

日本ユニシスは2020年9月1日付で「高橋礼華選手退職のお知らせ」を公表し、「8月31日をもちまして、高橋礼華選手が退職いたしました」と伝えています。高橋選手本人のメッセージにも「この度現役生活を引退し、日本ユニシスを退社することになりました」とあり、19歳で入社してから11年だったこと、松友選手と組めたことが「最高の財産」だったことが記されています。

同じ発表には、2014年のヨネックスオープンジャパンで女子ダブルスとして日本人初の優勝、同年10月にBWF世界ランキングで日本人初の1位、同年のBWFスーパーシリーズファイナルズで日本人初の優勝、という記録も並んでいます。世界ランキングの数え方はBWF世界ランキングの記事にまとめています。

松友美佐紀選手のその後

ペア解消後、松友選手は混合ダブルスに軸足を移しました。全日本総合の公式サイトの観戦記によると、2022年12月30日に行われた第76回大会の混合ダブルス決勝で、金子祐樹選手・松友美佐紀選手(BIPROGY)が山下恭平選手・篠谷菜留選手(ジェイテクト)を21-18、21-15で破って優勝しています。

2026年9月8日時点のBWF選手プロフィールでは、松友選手は混合ダブルスの世界ランキングに掲載されており、直近の試合として2026年のVICTOR China OpenとDAIHATSU Japan Openの混合ダブルスが記録されています。ダイハツジャパンオープン2026の公式サイトの出場選手一覧にも、緑川大輝選手との組で名前が載っています。高橋選手が引退した一方で、松友選手は種目を変えて競技を続けているというのが、現在確認できる状況です。

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