エアログルーブとは
エアログルーブは、ミズノがバドミントンラケットに採用しているフレーム技術です。公式サイトでは「AEROGROOVE(エアログルーブ)」と表記され、フレームの根元まで溝(グルーブ)を設けた設計を指します。打球面の「形」に着目したアイソメトリック形状などとは着眼点が異なり、フレーム側面に通した溝の形状によって、振り抜き感と面の安定を高めることをねらったフレーム設計です。
なお、名前が似ているエアロ形状・ボックス形状はフレームの断面(輪切りにしたときの形)を表す別の用語で、フレームに溝を設けるエアログルーブとは指すものが異なります。
メーカーの説明
ミズノは公式のラケット製品ページで、エアログルーブを「振り抜き感と面安定性向上を狙うため、フレーム根元まで溝(グルーブ)を設けた設計に。」と説明しています。フレームの上部だけでなく根元(シャフトとの接合部に近い側)まで溝を通すことで、空気を切るような振り抜きの感覚と、打球時の面のブレにくさの両立をねらったフレーム設計、という位置づけです。
公式の説明はこうした定性的な表現にとどまり、数値による効果の表示はありません。当サイトでも、メーカーが数値で示していない性能差については触れず、公式の表現に沿って紹介しています。
収録データでの搭載例
当サイトの収録データで、公式スペックの搭載技術欄にエアログルーブの記載があるのは14機種で、すべてミズノです。パワー・スピード・コントロールという公式のプレースタイル分類をまたいで、複数のシリーズに採用されているのが特徴です。
- パワータイプ: ACROFORCEシリーズのACROFORCE 300・ACROFORCE 600、FORTIUSシリーズのFORTIUS 20・FORTIUS 33 QUICK・FORTIUS 80
- スピードタイプ: ACROSPEEDシリーズのACROSPEED 1 ACCEL・ACROSPEED 1 DRIVE・ACROSPEED 2・ACROSPEED 6・ACROSPEED 7・ACROSPEED 8
- コントロールタイプ: ALTIUSシリーズのALTIUS 01 FEEL・ALTIUS 01 SPEED・ALTIUS 03 FEEL
スピード系のACROSPEEDから、パワー系のACROFORCE・FORTIUS、コントロール系のALTIUSまで幅広く搭載されており、エナジーフレームなど同社の他のフレーム技術とあわせて採用されるモデルも多く見られます。
選ぶときの見方
エアログルーブはメーカー独自のフレーム技術の名称で、これ単独でラケットの優劣が決まるものではありません。実際に選ぶときは、公式のプレースタイル分類(パワー・スピード・コントロール)や、重量・バランスタイプ、フレームの素材とあわせて見るのが実用的です。フレームまわりの用語では、断面形状のエアロ形状とボックス形状、打球面の形のアイソメトリック形状やスイートスポットもあわせてどうぞ。ミズノの収録ラケットはラケット一覧から、条件で絞り込むにはラケット検索から確認できます。