シャトルの台とは
シャトルは、羽根の部分と、ラケットで打つ半球状の台(ヘッド)でできています。台の素材はシャトルの耐久性やコスト、打球感に関わる部分で、水鳥シャトルの多くは羽根の素材(ガチョウ・アヒル)とセットで台の作りも公式に表記されています。台の作りは大きく、天然コルク・複数層を貼り合わせた複合コルク・人工素材を使った台の3系統に分けられます。ここでは各メーカーが公表している素材表記のまま、収録データを整理します。
天然コルクは上位・検定球の定番
打感を重視する上位モデルや検定球には、天然コルクの台が使われます。ビクターは第1種検定合格球のMASTER-ACEと第2種のMASTER ONEをどちらも「Head:天然コルク/Feather:水鳥羽根」と公式表記しています。リーニンのG900は「最高級天然コルク」、サンカレンのTopは「100%天然コルク」、キズナのF666は「天然コルク」と、いずれも天然コルクを明記しています。
二段・二層・三層の複合コルク
台のコストや耐久性を調整するため、性質の違うコルクを複数層に貼り合わせた「複合コルク」も広く使われています。薫風のMATCH POINT 70やMATCH POINT 59は「二段コルク」、マテリアルクルーのファーストゲームやクォーターファイナルは「二層コルク(圧縮コルク+人工コルク)」、上位のセミファイナルは「三層コルク(天然コルク+人工コルク)」と表記しています。リーニンのG600(公式に中国ジュニアナショナル使用球と表記)も「三層複合コルク」です。天然コルクに人工コルクや圧縮コルクを組み合わせることで、練習球の価格帯でも台の形状を保ちやすくする狙いが読み取れます。
人工繊維・木材ヘッド・合成コルク
さらに普及価格帯やレジャー・屋外用では、人工素材を使った台が中心になります。リーニンのG500は「人工繊維+天然コルク」、G200(ハイブリッド)は「人工繊維+複合コルク」です。ビクターの練習球MASTER SELECT TWOは「Head:天然ソフトウッド+PVC発泡剤」、MASTER SELECT FIVEは「Head:木材+PVC発泡剤」と、コルクではなく木材や発泡素材の台を採用しています。ナイロン球ではヨネックスのMAVIS 40(6個入・白)が「合成コルク」、屋外用エアシャトルのビクターAIR SHUTTLE IIは「ナノエラストマー」の台と、用途に合わせて台の素材が置き換えられています。
台の作りで分かること
台の表記は、羽根のグレードや検定区分・価格とおおむね対応します。天然コルクの台は検定球や上位の水鳥球に、複合コルクや人工素材の台は練習・レジャー向けに使われる傾向が、公式表記から読み取れます。検定球の一覧は検定球まとめ(第1種・第2種)、練習球は練習用シャトルの選び方、羽根側の素材は水鳥シャトルの羽根の素材にまとめています。全モデルの素材・価格はシャトル一覧で比較でき、シャトル検索で種別や定価から絞り込めます。用語は用語辞典へ。