シューズは大きく3層

バドミントンシューズは、大きく分けて次の3つの層で構成されます。公式スペックでは、この層ごとに素材が表記されていることが多く、当サイトでもミッドソール・アウトソールの素材を収録しています。

層 位置 主な役割
アッパー 足を包む甲・側面 フィットと通気、足のホールド
ミッドソール アッパーとアウトソールの間 着地の衝撃吸収と安定
アウトソール 床と接する靴底 グリップと耐摩耗

収録データでミッドソール素材が分かるモデルは176、アウトソール素材が分かるモデルは203です。以下、それぞれに現れる素材・仕様を見ていきます。

アッパー:メッシュとサポート部材

アッパーには、通気性のためのメッシュ素材と、足を支えるサポート部材が使われます。ヨネックスの公式スペック・技術表記には、通気性の高い「ダブルラッセルメッシュ」や、かかとから足首を包む「インナーブーティー構造」、甲まわりの耐久素材「デュラブルスキンライト」などが現れます。ビクターのA102 Cでは通気メッシュ素材とナイロン安定シートが公式に案内されています。アッパーは足のフィットに直結する部分で、ワイズ(足幅)の違いもこの木型(ラスト)とアッパー設計に関わります。

ミッドソール:EVA・TPU・カーボンとクッション技術

ミッドソールは着地の衝撃を受け止める層で、素材の記載が最も多彩です。収録データでもっとも多い表記は「合成樹脂」で、そのほかEVA・E-TPU・TPU、安定性を高めるカーボン素材(カーボンファイバー/カーボン安定シート)などが現れます。ミッドソールにカーボン系素材を含むモデルは36あります。

メーカー独自のクッション技術もこの層に入ります。ミズノはミッドソールに「ミズノウエーブ」やエナジーマックス(ENERGYMAX)を、ヨネックスは「パワークッション」を採用します。こうした技術名の詳細は各社のクッション・衝撃吸収機構にまとめました。重量の公式値があるモデルでは、素材構成と重さの関係も軽量シューズまとめで確認できます。

アウトソール:ゴム底・ラバーとノンマーキング

アウトソールは床と接する層で、収録データでは「ゴム底」「ラバー」、ビクターの「VSRラバー」などの表記が中心です。体育館の床に跡を残さない仕様は「ノンマーキングソール」と呼ばれ、ミズノのウエーブクロー4などが公式に「合成底(ノンマーキングソール)」と表記しています。この仕組みはノンマーキングソールとはで詳しく解説しています。

素材表記の読み方の注意

同じ「EVA」「ラバー」でも、配合や構造はメーカー・モデルで異なります。公式が数値で示していない素材どうしの性能差までは、当サイトでは断定せず、素材・技術の表記そのものを収録しています。履き心地やフィットは木型やサイズにも左右されるため、最終的にはワイズとサイズを合わせたうえで確認してください。全モデルの素材・技術表記は各シューズ一覧の個別ページで見られます。

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