先に、この記事で扱う決まりを表にまとめます。
| 場面 | 決まっていること | 根拠 |
|---|---|---|
| 利用時間 | 準備・片付け・清掃を含む | 名古屋市体育館ほかの利用案内 |
| 退館 | 利用時間と別に完全退館・最終入場の時刻がある | 中央区・台東区・梅若の案内 |
| 受付 | 開始5分前の受付、15分前の抽選、整理券は不在で無効 | 吹田市・立川市・大阪市の案内 |
| 大会の受付 | 受付9時・試合開始9時30分が既定 | 東京都協会の共通要項 |
| 呼び出し | 10分経っても入らなければ棄権とすることがある | 全日本シニアの競技・審判上の注意 |
| 部活動 | 平日2時間・休日3時間程度、週2日以上の休養日 | スポーツ庁・文化庁のガイドライン |
利用時間には準備と片付けが入っている
体育館の利用時間は、打てる時間ではありません。準備と片付けを含んだ時間として書かれているのが標準です。
- 名古屋市体育館:9時から21時まで(準備・後片付けの時間を含む)
- 名古屋市総合体育館:9時から21時まで(準備・後片付け、更衣などの時間を含む)
- 南部スポーツ・コミュニティプラザ:体育館の利用枠は2時間単位で、準備・片付け・清掃を含めて2時間枠内で行う
- 青森市総合体育館:準備・原状回復に要する時間は使用時間に含む
- サプリ村野スポーツセンター:使用後は清掃が必要で、清掃時間は使用時間に含む
- 大田区立池上小学校の体育館開放:日曜日の開放は午後1時から午後4時(準備と片付の時間を含む)
つまり、終了時刻まで打ってから片付け始めるのは、案内の想定と食い違います。2時間枠なら、設営と撤収を引いた残りが打てる時間です。支柱とネットを利用者が設営する体育館なら、その分をさらに引きます。設営が利用者の仕事になっている体育館の一覧と扱いは体育館の個人開放でのマナーにまとめました。
退館の時刻は、利用時間と別に決まっていることがある
「21時まで」と「21時に建物を出る」は違います。
- 中央区立総合スポーツセンター:体育施設の個人利用区分は夜間18時30分から21時30分で、完全退館21時30分
- 台東リバーサイドスポーツセンター:夜間帯(18時30分から22時)の最終入場は21時
- スポーツプラザ梅若:小学生は18時15分までの利用、中学生は保護者同伴で一緒にプレーする限り18時30分からの回を利用できるが20時に退館
年齢によって退館時刻が変わる体育館は珍しくありません。子どもと行く日の時間の組み立ては子どもと体育館に行くときのマナーを参照してください。
受付が始まる時刻は、利用開始より前
当日受付の体育館では、並ぶ時刻そのものが案内に書かれています。
- 吹田市立目俵市民体育館:受付開始は各利用時間の5分前(午前9時から12時の区分は8時55分から)。申請用紙に記入し、券売機でチケットを購入して受付前に並ぶ
- 立川市泉市民体育館:開始15分前の抽選に参加する。電話での事前予約は不可
- 大阪市立西成スポーツセンターの開放DAY:並び順に整理券を配布し、各回15分前から整理券番号順に受付するが、その場にいない場合は順番が無効
抽選や整理券のある体育館では、遅刻はそのまま「その回に入れない」ことを意味します。逆に、早く着いても受付開始まで並べない体育館もあります。行く前に確認しておく項目は体育館・コートの探し方にまとめました。
大会は、受付時刻と呼び出しの扱いが文書に書いてある
大会では、時間の扱いが要項と当日文書に明記されます。東京都バドミントン協会の各大会共通要項は「特に定めのない場合は、大会当日の選手受付は9時、試合は9時30分に開始する」としています。日本ランキングサーキット大会の要項は、練習会場について9時から試合開始10分前までという形で時間を書いています。
呼び出しに応じなかったときの扱いも文書側にあります。全日本シニアバドミントン選手権大会の「競技・審判上の注意」は、試合呼び出し後「10分経過しても当該プレーヤーがコートに入らない場合は、レフェリーの判断により『棄権』とすることがあります」としています。大会運営規程第26条は、主審はプレーヤーが出場すべきマッチに出場しない場合これを棄権とみなし、レフェリーに報告して相手側の勝ちをコールすると定めています。
呼び出しの回数や待ち時間そのものは大会運営規程には定めが無く、大会ごとの文書で決まります。棄権が以後の種目に及ぶ扱いは棄権とウォークオーバー、当日の流れ全体は大会でのマナーにまとめました。
部活動と地域クラブには、時間の上限がある
学校の部活動と、その受け皿になる地域クラブ活動については、スポーツ庁・文化庁のガイドラインが活動時間の基準を示しています。休養日は「週2日以上の休養日を設定すること」、活動時間は「1日の活動時間は、長くとも平日は1日2時間程度、休日は1日3時間程度とし、週当たりの活動時間は11時間程度の範囲内とすること」とされています。
長く残ることが熱心さの表現にならない、というのがこのガイドラインの立場です。部活動での決まりごとは部活動・地域クラブ活動でのマナーにまとめました。
明文が無いこと
「練習開始の何分前に集合する」「遅れるときは誰に連絡する」といったサークル内の運用については、競技団体の規程にも公的機関の資料にも明文が見つかりませんでした。決まっているのは、体育館の利用時間に準備と片付けが含まれること・受付や抽選の時刻・退館の時刻・大会の受付時刻と呼び出しの扱いまでです。集合時刻をどう決めるかは各サークルの取り決めになります。
場面ごとのマナーはバドミントンのマナー 総まとめから引けます。