リー・チョンウェイとはどんな選手か

リー・チョンウェイ選手はマレーシアの男子シングルスの選手です。BWF選手プロフィールのPERSONAL DETAILS欄によると身長は172cm、利き手は右です。BWFが2019年6月13日に公表した引退の記事は、19年にわたる国際大会でのキャリアだったと伝えています。

収録している基本データはリー・チョンウェイ選手のページにあります。ここではBWFの表彰台記録と公表資料から、その19年をたどります。

3大会続けての五輪銀メダル

BWFの表彰台記録によると、リー・チョンウェイ選手は男子シングルスで3大会続けて銀メダルを獲得しています。

年 大会 金メダル
2008 北京オリンピック リン・ダン(中国)
2012 ロンドンオリンピック リン・ダン(中国)
2016 リオデジャネイロオリンピック チェン・ロン(中国)

出典: BWFの各大会の表彰台ページ(本記事の出典欄)

北京2008とロンドン2012はいずれも決勝の相手がリン・ダン選手でした。BWFが北京2008の決勝を振り返った記事によると、この試合は21-12、21-8で終わり、リー・チョンウェイ選手は「言い訳はない。彼のほうがよいプレーをした」と語っています。リオデジャネイロ2016の決勝の相手はチェン・ロン選手で、この大会の銅メダルはビクター・アクセルセン選手でした。五輪でのバドミントンの記録はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。

世界選手権でも3度の準優勝

世界選手権でも、BWFの表彰台記録から3度の準優勝が確認できます。2011年と2013年はいずれも決勝の相手がリン・ダン選手、2015年はチェン・ロン選手でした。2015年の大会は、銅メダルに桃田賢斗選手が入った回でもあります。さらにさかのぼると、2005年の世界選手権では銅メダルを獲得しており、このときの優勝はタウフィック・ヒダヤット選手、準優勝がリン・ダン選手でした。

BWFの引退の記事は、五輪の銀メダル3個と世界選手権の銀メダル3個、そしてスーパーシリーズとワールドツアーで通算47勝、アジア選手権2勝を挙げています。

全英4勝

BWFの表彰台記録によると、全英オープンの男子シングルスでの優勝は2010年、2011年、2014年、2017年の4回です。2010年の決勝の相手は田児賢一選手(日本)、2011年はリン・ダン選手、2014年はチェン・ロン選手、2017年はシー・ユーチー選手(中国)でした。2017年の大会では、リン・ダン選手が銅メダルに入っています。BWFの引退の記事も全英4勝を挙げており、表彰台記録と一致します。

世界1位に居続けた選手

BWFの引退の記事は、2008年から2012年にかけて世界ランキング1位を200週連続で維持したと記しています。さらに2023年の殿堂入りの記事では、通算349週の世界1位という数字が挙げられています。世界ランキングがどう決まるのかはBWF世界ランキングの計算方法にまとめています。五輪の出場資格が世界ランキングとどうつながるのかは五輪の出場資格を参照してください。

2019年の引退と殿堂入り

BWFは2019年6月13日の記事で、当時36歳だったリー・チョンウェイ選手が国際大会から引退したことを伝えました。健康上の理由で高強度のトレーニングを避けるよう医師から助言があり、東京五輪を目指すことができなくなったためと記されています。同記事にはマレーシアバドミントン協会会長のコメントも載っています。

BWF選手プロフィールに残る最後の試合は2018年の世界選手権です。その後、BWFは2023年5月2日にリン・ダン選手とともにBWF殿堂入りを発表し、記事には「retired in 2019」と明記されています。BWFが公表している殿堂入り一覧(2026年7月版)でも、2人は2023年の欄に並んでいます。

マレーシアのシングルスという文脈

BWFの表彰台記録をさかのぼると、マレーシアの選手が五輪のバドミントンで表彰台に上がった例はリー・チョンウェイ選手以前にもあります。アトランタ1996の男子シングルスの銅メダルはラシッド・シデック選手、男子ダブルスの銀メダルはヤップ・キムホク選手とチア・スーンキット選手でした。バルセロナ1992の男子ダブルスでも、ジャラニ・シデック選手とラジフ・シデック選手が銅メダルを獲得しています。

リオデジャネイロ2016では、男子シングルスの銀メダルに加えて、男子ダブルスでゴー・V・シェム選手とタン・ウィーキョン選手が銀メダル、混合ダブルスでチャン・ペンスン選手とゴー・リューイン選手が銀メダルに入り、マレーシアが1大会で3つの銀メダルを持ち帰りました。国別の見取り図は世界の主要大会にまとめています。

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