リン・ダンとはどんな選手か

リン・ダン(林丹)選手は中国の男子シングルスの選手です。BWF選手プロフィールのPERSONAL DETAILS欄によると身長は178cm、利き手は左です。左利きのシングルス選手としては、当サイトが収録している中でも代表的な1人です。収録している左利きの選手は左利きの選手一覧にまとめています。

収録している基本データはリン・ダン選手のページにあります。ここではBWFの表彰台記録から、勝ち続けた年の並びを追います。

五輪2連覇

BWFの北京2008の表彰台記録によると、男子シングルスの金メダルはリン・ダン選手、銀メダルはリー・チョンウェイ選手(マレーシア)、銅メダルはチェン・ジン選手(中国)でした。BWFがこの決勝を振り返った記事によると、試合は2008年8月17日に行われ、スコアは21-12、21-8でした。同記事は、当時の2人の対戦成績がリン・ダン選手の9勝5敗だったこと、直近6戦は3勝3敗だったことも記しています。

4年後のロンドン2012でも、金メダルはリン・ダン選手、銀メダルはリー・チョンウェイ選手、銅メダルはチェン・ロン選手(中国)でした。同じ2人が2大会続けて決勝で顔を合わせた形です。五輪でのバドミントンの記録はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。

世界選手権5勝

BWFの表彰台記録で、リン・ダン選手が世界選手権の男子シングルスを制した回は次のとおりです。

年 決勝の相手
2006 バオ・チュンライ(中国)
2007 ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア)
2009 チェン・ジン(中国)
2011 リー・チョンウェイ(マレーシア)
2013 リー・チョンウェイ(マレーシア)

出典: BWFの各年の世界選手権の表彰台ページ(本記事の出典欄)

BWFは2023年の殿堂入りの発表でも、リン・ダン選手について五輪金2個と世界選手権5勝を挙げています。世界選手権にはこの5勝の前後もあり、2005年は決勝でタウフィック・ヒダヤット選手に敗れて銀メダル、2017年もビクター・アクセルセン選手に敗れて銀メダルでした。

全英での軌跡

全英オープンでも、BWFの表彰台記録で複数回の優勝が確認できます。2007年は決勝の相手がチェン・ユー選手(中国)、2009年はリー・チョンウェイ選手、2012年もリー・チョンウェイ選手、2016年はティエン・ホウウェイ選手(中国)でした。2011年は逆に決勝でリー・チョンウェイ選手に敗れています。2016年の全英は、女子ダブルスで高橋礼華選手・松友美佐紀選手、女子シングルスで奥原希望選手が優勝した回でもあります。

表彰台に見える中国男子シングルスの層

リン・ダン選手が勝ち続けた時期の表彰台には、同じ国の選手が何人も並んでいます。BWFの表彰台記録によると、2006年の世界選手権の男子シングルスは金メダルがリン・ダン選手、銀メダルがバオ・チュンライ選手、銅メダルがチェン・ホン選手とイ・ヒョンイル選手(韓国)で、4人のうち3人が中国でした。2007年の世界選手権も、銀メダルこそインドネシアのソニー・ドゥイ・クンチョロ選手ですが、銅メダルはチェン・ユー選手とバオ・チュンライ選手の2人とも中国です。2007年の全英に至っては、表彰台の4人がすべて中国の選手でした。

同じことは五輪の表彰台にも表れています。北京2008は金メダルと銅メダルが中国、ロンドン2012も金メダルと銅メダルが中国でした。ひとりの選手の強さだけでなく、代表内の競争がそのまま国際大会の表彰台に出ていた時期だと読めます。国別の勢力図の推移は世界の主要大会やBWFワールドツアーの仕組みも合わせて読むと分かりやすくなります。

リー・チョンウェイ選手との対戦

2人の対戦は、五輪の決勝が2回、世界選手権の決勝が2回、全英の決勝が3回という並びで、BWFの表彰台記録から確認できるだけでもこれだけの回数が重なります。五輪と世界選手権の決勝はいずれもリン・ダン選手が勝ち、全英の決勝は2009年と2012年をリン・ダン選手、2011年をリー・チョンウェイ選手が制しました。BWFが北京2008の決勝を振り返った記事は、当時この対戦が「まだ始まったばかりだった」と書いています。詳しくはリー・チョンウェイの歩みにまとめています。

引退と殿堂入り

BWFは2023年5月2日の記事で、リン・ダン選手とリー・チョンウェイ選手のBWF殿堂入りを伝え、リン・ダン選手について「retired in 2020」と記しています。BWFが公表している殿堂入り一覧(2026年7月版)でも、2人は2023年の欄に並んでいます。BWF選手プロフィールに残る最後の試合は2020年の全英オープンの男子シングルスです。

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