タウフィック・ヒダヤットとはどんな選手か
タウフィック・ヒダヤット選手はインドネシアの男子シングルスの選手です。BWF選手プロフィールのPERSONAL DETAILS欄によると身長は175cm、利き手は右です。BWFが2020年4月1日に公開した特集記事は、彼を「多彩なストロークの持ち主」と紹介し、そのなかでもバックハンドを取り上げています。
収録している基本データはタウフィック・ヒダヤット選手のページにあります。ここではBWFの表彰台記録と公表資料から、確認できる戦績を並べます。
アテネ2004の金メダル
BWFのアテネ2004の表彰台記録によると、男子シングルスの金メダルはタウフィック・ヒダヤット選手(インドネシア)、銀メダルはション・スンモ選手(韓国)、銅メダルはソニー・ドゥイ・クンチョロ選手(インドネシア)でした。表彰台のうち2人がインドネシアという結果です。五輪でのバドミントンの記録はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。
2005年の世界選手権
翌2005年、世界選手権の男子シングルスも制しています。BWFの表彰台記録によると、この大会は2005年8月15日から21日にアメリカで行われ、金メダルがタウフィック・ヒダヤット選手、銀メダルがリン・ダン選手(中国)、銅メダルがリー・チョンウェイ選手(マレーシア)とピーター・ホーゲ・ゲード選手(デンマーク)でした。この先の10年を引っ張ることになる3人が、そろって同じ表彰台に立った回です。
五輪の金メダルと世界選手権の優勝をどちらも持っている選手は多くありません。BWFの特集記事も、2004年の五輪金と2005年の世界選手権優勝、2002年と2006年のアジア競技大会優勝、インドネシアオープンでの複数回の優勝を並べています。アジアの大会の位置づけはアジアの主要大会にまとめています。
2009年に残した記録
BWFの表彰台記録では、2009年にも2つの銅メダルが確認できます。8月にインドで行われた世界選手権の男子シングルスは、金メダルがリン・ダン選手、銀メダルがチェン・ジン選手、銅メダルがソニー・ドゥイ・クンチョロ選手とタウフィック・ヒダヤット選手でした。同じ年の3月に行われた全英オープンでも、金メダルがリン・ダン選手、銀メダルがリー・チョンウェイ選手、銅メダルがチェン・ジン選手とタウフィック・ヒダヤット選手です。
インドネシアのシングルスの系譜
BWFの表彰台記録をさかのぼると、インドネシアの男子シングルスは五輪の最初の大会から強さを見せています。バルセロナ1992の男子シングルスは、金メダルがアラン・ブディ・クスマ選手、銀メダルがアルディ・B・ウィラナタ選手、銅メダルの1人がヘルマワン・スサント選手で、表彰台4人のうち3人がインドネシアでした。同じ大会の女子シングルスはスシ・スサンティ選手が制しています。
その12年後にタウフィック・ヒダヤット選手がアテネ2004で金メダルを獲得し、2005年の世界選手権でも頂点に立ちました。インドネシアの流れをつかむにはスシ・スサンティの歩みも合わせて読むと分かりやすくなります。
アテネ2004という大会
BWFのアテネ2004の表彰台記録を見ると、この大会は韓国と中国が多くの表彰台を占めていました。男子ダブルスは金メダルも銀メダルも韓国のペア、女子ダブルスは金メダルも銀メダルも中国のペア、混合ダブルスの金メダルは中国のチャン・ジュン選手とガオ・リン選手です。そのなかで男子シングルスの金メダルをインドネシアが取り、男子ダブルスの銅メダルにもエン・ヒアン選手とフランディ・リンペレ選手が入りました。
大会そのものの日程は2004年8月14日から21日で、開催地はギリシャです。五輪のバドミントンは1992年のバルセロナから正式競技として行われており、混合ダブルスは1996年のアトランタから加わりました。この2つの大会の表彰台を並べると、種目構成の変化がそのまま読み取れます。
引退の時期について公式に確認できること
BWF選手プロフィールに記録が残る最後の試合は、2013年のインドネシアオープンの男子シングルスです。BWFが2020年4月1日に公開した特集記事には「six years into his retirement」という表現があり、記事の時点で引退から6年が経っていたと読めます。ただし、引退した年そのものを明記した協会や本人側の公表資料は今回確認できませんでした。当サイトの選手データでは、この不一致を推測で埋めずに引退年を空のままにしています。
なお、BWFが公表している殿堂入り一覧(2026年7月版)にタウフィック・ヒダヤット選手の名前はありません。
表彰台の記録
BWFの表彰台記録と特集記事で確認できる主な結果を並べると次のとおりです。
| 年 | 大会 | 結果 | 同じ表彰台の相手 |
|---|---|---|---|
| 2002 | アジア競技大会 | 優勝 | — |
| 2004 | アテネ五輪 | 金メダル | 銀はション・スンモ(韓国) |
| 2005 | 世界選手権 | 金メダル | 銀はリン・ダン(中国) |
| 2006 | アジア競技大会 | 優勝 | — |
| 2009 | 全英オープン | 銅メダル | 金はリン・ダン(中国) |
| 2009 | 世界選手権 | 銅メダル | 金はリン・ダン(中国) |
| 2013 | インドネシアオープン | BWF選手プロフィールに残る最後の試合 | — |
出典: BWFの各大会の表彰台ページ、BWFの特集記事(本記事の出典欄)