スシ・スサンティとはどんな選手か
スシ・スサンティ選手はインドネシアの女子シングルスの選手です。BWF選手プロフィールのPERSONAL DETAILS欄によると身長は162cm、利き手は右です。BWFが2020年5月13日に公開した特集記事は、彼女のプレーを「堅実で、粘り強い」と表現し、攻撃的なライバルだったバン・スヒョン選手(韓国)との対比で語っています。
収録している基本データはスシ・スサンティ選手のページにあります。ここではBWFの表彰台記録と公表資料から、彼女が立った表彰台を並べます。
バルセロナ1992の金メダル
バドミントンが五輪の正式競技になったのは1992年のバルセロナ大会です。BWFの表彰台記録によると、この大会の女子シングルスは金メダルがスシ・スサンティ選手(インドネシア)、銀メダルがバン・スヒョン選手(韓国)、銅メダルがタン・チウホン選手とホァン・ホァ選手(ともに中国)でした。大会の日程は1992年7月28日から8月4日、開催地はスペインです。
同じ大会の男子シングルスの金メダルもインドネシアのアラン・ブディ・クスマ選手で、この最初の大会は男女のシングルスをインドネシアが制しました。五輪でのバドミントンの記録と種目の変遷はオリンピック(バドミントン競技)のページにまとめています。
バルセロナ1992の表彰台には各種目に銅メダリストが2人ずつ記録されており、混合ダブルスはまだ行われていません。混合ダブルスが加わるのは次のアトランタ1996からです。
1993年の世界選手権と全英
BWFの1993年の世界選手権の表彰台記録によると、女子シングルスの金メダルはスシ・スサンティ選手、銀メダルはバン・スヒョン選手、銅メダルはタン・チウホン選手とイエ・チャオイン選手(ともに中国)でした。開催地はイングランドです。五輪の決勝と同じ顔合わせが、そのまま世界選手権の決勝でも起きたことになります。
BWFの特集記事は、この2人の対戦について「オリンピック、世界選手権、全英という一番大きな舞台で顔を合わせた」と書き、バルセロナ1992の決勝、そしてその翌年の全英と世界選手権の決勝でスシ・スサンティ選手が勝ったと記しています。同じ記事は、バン・スヒョン選手も1992年の香港オープンと1993年の韓国オープンで勝っていたことにも触れています。
さかのぼると、1991年の世界選手権では銅メダルを獲得しています。BWFの表彰台記録によると、このときの女子シングルスは金メダルがタン・チウホン選手、銀メダルがサルウェンダ・クスマワルダニ選手(インドネシア)、銅メダルがイ・フンスン選手(韓国)とスシ・スサンティ選手でした。
1990年前後の女子シングルスの勢力図
BWFの表彰台記録を年ごとに並べると、当時の女子シングルスの構図が見えてきます。1989年の世界選手権は金メダルがリー・リンウェイ選手、銀メダルがホァン・ホァ選手、銅メダルの1人がタン・チウホン選手で、表彰台4人のうち3人が中国でした。1991年も金メダルがタン・チウホン選手(中国)で、インドネシアと韓国が銀と銅に入っています。
その構図が変わるのが1992年と1993年です。バルセロナ1992の金メダル、1993年の世界選手権の金メダルをいずれもスシ・スサンティ選手が取り、決勝の相手はどちらも韓国のバン・スヒョン選手でした。中国勢は表彰台には残っていますが、この2年は頂点に届いていません。
その後アトランタ1996の金メダルは韓国、そこから先の流れは世界選手権のページと世界の主要大会にまとめています。日本の女子シングルスがこの舞台で表彰台に上がるまでには、さらに時間がかかりました。詳しくは日本が世界の強豪になるまでを参照してください。
アトランタ1996
BWFのアトランタ1996の表彰台記録によると、女子シングルスの金メダルはバン・スヒョン選手、銀メダルはミア・アウディナ・チプタワン選手(インドネシア)、銅メダルはスシ・スサンティ選手でした。4年前の決勝と同じ2人が同じ大会に出て、結果が入れ替わった形です。BWFの特集記事も、バン・スヒョン選手がこの大会でディフェンディングチャンピオンを破ったことを取り上げています。
BWF選手プロフィールに記録が残る最後の試合は、このアトランタ1996の女子シングルスです。ただし引退した年を明記した公表資料は今回確認できなかったため、当サイトの選手データでは引退年を空のままにしています。
2004年の殿堂入り
BWFが公表している殿堂入り一覧(Hall of Fame Inductees, 2026年7月版)によると、スシ・スサンティ選手は2004年に殿堂入りしています。同じ一覧では、1992年バルセロナの男子ダブルスで金メダルを取った朴柱奉選手が2001年、キム・ムンス選手が2002年、そしてアトランタ1996の女子シングルスで金メダルを取ったバン・スヒョン選手が2018年に入っています。
表彰台の記録
BWFの表彰台記録と公表資料で確認できる主な結果を並べると次のとおりです。
| 年 | 大会 | 結果 | 同じ表彰台の相手 |
|---|---|---|---|
| 1991 | 世界選手権 | 銅メダル | 金はタン・チウホン(中国) |
| 1992 | バルセロナ五輪 | 金メダル | 銀はバン・スヒョン(韓国) |
| 1993 | 全英 | 優勝 | 決勝でバン・スヒョン(韓国)に勝利 |
| 1993 | 世界選手権 | 金メダル | 銀はバン・スヒョン(韓国) |
| 1996 | アトランタ五輪 | 銅メダル | 金はバン・スヒョン(韓国) |
| 2004 | BWF殿堂入り | — | — |
出典: BWFの各大会の表彰台ページ、BWFの特集記事、殿堂入り一覧(本記事の出典欄)